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SS32 唯「よかったね、りっちゃん」 律「んー、まあ、仲直りできてよかったよ。唯たちにも心配かけたな」 唯「気にしなくていいよお。私も、何もできなかったし」 律「んなことないよ。ほっといてくれてありがと」 唯「……うん」 律「和ってさ、唯の幼馴染だから悪い奴じゃないんだろうし、」 唯「うん、和ちゃんはいい子だよ!」 律「……唯が、和を慕ってるのも分かってたから、唯の前で和と澪に対する愚痴をいうわけにもいかなかったんだ」 唯「……そうだったんだ」 律「唯は、和と澪に対して、思うところは無かったのか?」 唯「うーん。ない、かなあ」 律「そっか……。唯は、大人なんだな。ていうか、私が子供っぽいのか」 唯「それもあるかもしれないけど、私と和ちゃん、りっちゃんと澪ちゃんは、幼馴染としての形が違うんじゃないのかな?」 律「形? てか、子供っぽいことは否定しないのな」 唯「いっつも、小学生、小学生って言われてるから、お返しだもん」 律「む……このこの」 唯「きゃー! ぐしゃぐしゃしないでー!」 律「ふんっ、ああどうせそうですよ、私は子供っぽいっすよ、悪かったな」 唯「別に、悪いなんていってないよ」 律「へ?」 唯「むしろ、良かったって思ってる」 律「どういう……」 唯「りっちゃん、いっつも周りに目を配って、軽音部をまとめるために、がんばってきたでしょ?」 律「まあ、うん」 唯「だから、知らず知らず、なんというか、気を張っていたところもあったんじゃないのかな、って」 律「……」 唯「それが、今回こうしたきっかけで、ぷつんと切れちゃったんじゃないのかな」 律「そう、かな」 唯「私はどうにもできなくて、おろおろしちゃったけど、でも、ちょっぴり安心したんだよ」 律「え……」 唯「りっちゃんが、すねたり、子供っぽくなったりしてくれて。私や皆の前で、弱いところを見せてくれるようになったんだな、って」 律「唯……」 唯「えへへ、できれば私だけに見せてほしかったけどね、なーんて」 律「……あほ」 唯「いてっ」 律「そっか。唯は、そんな風に思ってたのか」 唯「私だけじゃないよ、皆、そう思ってたんじゃないのかな」 律「ふーん。まあ、さすがはわが軽音部だな」 唯「りっちゃん照れてる」 律「うるさい」 唯「いた、ううう、またあ」 律「それで、さっきの、形が違う、っていう話は、どこいったんだ?」 唯「かたち?」 律「さっきいってたじゃん、唯と和、私と澪は……」 唯「あああ、うん、それはねー」 律「思い出したか」 唯「正直、私もよく分かんないんだあ」 律「こら」 唯「いたい! りっちゃん、他の人にはあんまぶたないくせに」 律「……それは」 唯「それは?」 律「唯相手だと、なんか、遠慮しなくていいっていうか」 唯「むう。だから痛いんだあ」 律「唯とは、あんま余計な気使わずに、接することができるから」 唯「それって、一緒にいて、楽ってこと?」 律「ん、そうだな」 唯「えへへ」 律「何で笑うんだよ」 唯「私相手だと、気を使わないってことは、私にりっちゃんの本音を見せてくれているってことかな、って思って」 律「……皆に気を使うのが、嫌だってわけじゃないぞ? 部長だしさ」 唯「分かってるよ。でも、少しでも、りっちゃんの張りつめているところを和らげることができているんだったらさ」 律「唯」 唯「その役割が私で、よかったなあ、嬉しいなあって、思ったんだよ」 律「ふ、ふーん」 唯「りっちゃん、すっごい照れてる」 律「て、照れてねーし!」 唯「じゃあ、なんで私の首に腕をまわしてるのさ」 律「ヘ、ヘッドロックだよっ」 唯「ええ~? ぜんぜん痛くないよお~?」 律「こ、これから痛くすんだよ! で、さっきの形の話は!」 唯「ああ、それね」 律「おう」 唯「今、りっちゃんがひっついてきてるから、私とりっちゃんの距離はゼロだよね?」 律「そうだけど、ひっついてなんかないぞ、ヘッドロック!」 唯「うふふふ、どうかな~?」 律「なんだよ、そのニヤケ顔! 違うぞ!」 唯「りっちゃん、私には本音を見せてくれるんでしょ?」 律「なっ、な」 唯「でも、充分伝わってるからいいよお。無理しなくて」 律「ぐ……唯のくせに! で、距離がゼロだからなんだよ!」 唯「りっちゃんのくせに、無理しちゃって。まあいいや、これが、目で見える距離ね」 律「他にもあんのか?」 唯「で、あとは心の距離。これも、私とりっちゃんはゼロだよね?」 律「な、なーにいって」 唯「本音を見せてるんだからそうだよお」 律「か、勝手に決めるなっ!」 唯「私の前では、いつもむきだしりっちゃんだよ」 律「むきだしりっちゃんって、なんだよ!」 唯「まあまあ、それはお、い、と、い、て」 律「古臭いジェスチャーをするな。なんか、むきだしりっちゃんがなんなのか、気になってきたんだけど」 唯「今、鏡あるなら、それで自分を見てみなよ。それが、むきだしりっちゃんさ」 律「変にかっこつけんでいい。で、その距離が何?」 唯「ああ、そうだった。りっちゃんと澪ちゃんは、目で見える距離も、心の距離も、いつもすっごく近くにあるべき存在が、幼馴染って思ってるんじゃないかな」 律「実際にも、心でも、常にぴったりとそばにいる、ってことか?」 唯「そうそう。違う?」 律「うーん、当たってる、かも……」 唯「だから、クラス替えで、目で見える距離が遠くなっちゃって、」 律「……うん」 唯「で、りっちゃんは、このままだと心の距離も遠くなるかも、って焦ったんじゃないのかな?」 律「そう、なのかな?」 唯「りっちゃんと澪ちゃんにとって、二つの距離が近いことが、幼馴染の定義なんじゃない?」 律「定義って言葉、よく知ってたな」 唯「うん、だから、それが崩れそうになったのが、恐かったんじゃない?」 律「うーん、分かりづらいけど、当たっている、ところもあるかな」 唯「私と和ちゃんはねえ、目で見える距離も大事だけど、心の距離がゼロならオッケー! って思っているからね」 律「それが、唯たちの定義か」 唯「うん、目で見える距離は、あんまり気にしないかなー」 律「……それだけ、絆が深い、ってことだろ」 唯「えへへ、そうなりますな。いざってときには、和ちゃんに頼りたくなるし」 律「……ふーん?」 唯「やだありっちゃん、また和ちゃんにやきもち?」 律「ち、ちげーし!」 唯「ふふふ。顔赤いのは、無視しといてあげるね。りっちゃん、りっちゃんにはりっちゃんの役割があるから、あんまり周りを気にすることないよ?」 律「……そっか。私は、びくびくし過ぎなのかな」 唯「形の違いって、言ったじゃん。どっちがより仲がいい、ってわけじゃないよ」 律「そ、うか?」 唯「りっちゃんと澪ちゃんも、長年それだけぴったりそばにいるのは、すごいと思うもん」 律「んー、そうかな」 唯「みんなちがって、みんないい、だよ!」 律「なんか、教科書で読んだようなフレーズだな」 唯「私とりっちゃんの関係もね」 律「ぶっ! い、いきなりなんだよ」 唯「もっともっと、距離をゼロにしたいなー、と思いまして」 律「……目覚めたとき、お前、私の枕元で寝てたじゃん」 唯「あれも、ゼロ距離運動の一環だよ~」 律「びっくりしたわ! んで、すやすや寝てるし」 唯「りっちゃんの、一番近いところにいたくて」 律「……え?」 唯「むー、私も、ちょっとは澪ちゃんにやきもちやいたって、ことだよお!」 律「へーへー、そおなんだー、ふーん?」 唯「む、ニヤケ顔! りっちゃんのくせに」 律「いんや、これが、むきだし唯ちゃんかな、って思って」 唯「えー、私、いつでも皆に本音だしてるよー?」 律「……どうだか」 唯「へ?」 律「いっつもぽわぽわしてて、すんごい怒ったり、わーわー泣くこととかないじゃん」 唯「う、んん? そうかなー?」 律「距離をゼロにしたければ、唯も、本音見せてくれよ。そしたら、私は……」 唯「わお、りっちゃんからまさかのゼロ距離推進発言!」 律「だあああ、もう! お前はなんでいっつもぽわぽわふざけて! だから、本音が分かんないんだ、っつーの!」 唯「りっちゃんのふざけ具合には負けるよお」 律「一緒にすんな!」 唯「いてっ。むきだしりっちゃんは、暴力的だよ~」 律「……ったく。ほれ、帰るぞ」 唯「うん!」 もし唯が、ありのままの、弱いところを見せてくれたら。 そのときは、いえるかもしれない。 大好きだよ、と。 おわり
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一枚の大きなキャンバスにみんなで寄せ書きをしていく企画。 画像劣化を防ぐため、png形式での投下が望ましい。 基本的なルールはpixivリレー漫画に準ずる。 企画主 るたろー 企画告知イラスト みんなで寄せ描きをしましょう 企画ルール 補足など 開催期間 2008.10.21~無期限 公式使用タグ みんなで寄せ描きをしましょう 参考企画 pixivリレー漫画
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「かなえキッチン」 お寿司屋さんでお祝いを 2009年6月7日 (日) コーチングの先生が、高野山真言宗総本山 金剛峯寺において得度し、僧名を授かり、これからはその名で生きていくということで、先生のご両親とお祝いを。 コーチングを受けることで、少しずつ心の持ち方が変わってきていることを感じます。 今までは、どうして順調に進まないのか?何が間違っているのか? と自分を責めて思い悩むことが多かったのですが、 コーチングの先生は、 「どのようにするとうまくいくのかな?」 「いままでわかっていることはなに?」 「できるようになったことはなに?」 「その失敗で学んだことはなに?」 と肯定的な質問をしてくれます。 こういう問いかけが身に付いたら、きっと自他共に人生を豊かにすることに繋がるように思います。 自分が今日達成したことは何だろう?と、毎日自分自身に問いかけることで、小さな成長でも自分の自信となり、反省点も素直に受け入れることができるようになりました。 COOK PADは、妹二人と弟のお嫁さんFちゃんもMyキッチンを開設して楽しく利用してきましたが、Fちゃんがとうとうダウン。 私と同時期頃から、体調を崩していると聞いていたのですが、最近お薬の副作用から動悸や吐き気、めまい、食欲不振、ついには幻覚を見、幻聴を聞いたと。 多分そのお薬が合わなかったのだと思いますが、一度でもそういう体験をすると不安になるでしょうし、体だけではなく、心も弱ってしまいます。 そしてFちゃんは、数ヶ月間続けてきたCOOK PADをお休みする選択をしたようです。 楽しかったけれど、自分の中でノルマのようになってきてしまい、重くなってしまったと。きっと自分自身に余裕がないから楽しめなくなってしまったと自覚し、もう少し慣れてきたら再開したいと思います、と。 Fちゃんは真面目で何事にも一生懸命な女の子だから、結婚し初めて実家から離れ、家事も仕事も一生懸命頑張りすぎて、そんな時に体調を崩して、知らず知らずに自分のキャパスィティを超えて、たくさんの問題を抱え込んでしまったのでしょうね。 問題と向き合うことも大事だけれど、そういう時は、その問題と距離を置くことも大切ですね。 少し離れたところから余裕を持って眺めて考えてみると、そのことが自分にとってどういう存在であるかに気付くはずです。 人でも物でも形のない問題でも、私はそういう風に対処しています。 自分にとって必要なのか、不必要なのかは距離を置いてみると、自然とわかるのです。 自分を必要としてくれる人は誰か、自分が必要な人、モノは何か。 例えばCOOK PADも、つくれぽに掲載せずに、レシピを参考にして作ることだけの利用の仕方もあるでしょうし、ごはん日記を書くための写真撮影が重荷になったり、書くことに義務感を持つようになったら、やはり自分には負担なのでしょうからお休みしたら良いと思います。 しばらくお休みすれば、書きたくなることも、つくれぽしたくなることもあるかもしれないし、そういう時がこないかもしれない。 どちらでも良いのです、それが自分にとって自然なスタイルなのですから。 時間をおくことで、自分とCOOK PADとのベストな付き合い方がわかってくると思いますよ。 私も、今は独身だから気楽なスタイルで毎日のように更新していますが、結婚したらどうなるかは全然わかりません。 やはり旦那様がそのことをどう思うかによって変わってくると思います。 毎日の食卓風景を写真撮影することに抵抗がある人もいると思います。特に温かい物を出す時に、食べる前に写真を撮るということは、どうしても冷めてしまいますし、食卓に並んでいるのに写真を撮るためにすぐに手をつけられないもどかしさを感じさせることに、自分自身も多少抵抗があります。 ですから、たぶん私は、結婚したらこういうことはしないんじゃないかなぁ~と思ったりします。少なくとも毎日はないでしょうね。 多分Fちゃんの旦那様(我が弟)は、そういうことにこだわりはないでしょうし、Fちゃんを大切にしてくれる優しい男性でしょううから、Fちゃんのしたいようにさせてくれていると思いますが。 愛する旦那様だって、彼だって異性ですから、男性には理解できない不調もあると思います。 Fちゃんは、結婚してせっかく姉妹が増えたのですから、辛い時や悲しい時は、(多少頼りないですが)私たちに相談してほしいなと思っています。 妹・三女は年下の女性として、次女は同級生として、私は年上の女性として、三人いれば誰かが助けになってくれると思います。 私もちょうどFちゃんの年齢の頃、理由のわからない不調に襲われて、丸一年以上何もできずに寝込んでいた時期がありました。 どうしてかわからずに、病院に通ってお薬のんで寝ているだけの生活に毎日泣いていたこともありました。 あの辛い日々があったからこそ、本当の意味での思いやりを持てるようになりました。 その時から、食べるもの、肌につけるものを慎重に選ぶようになりました。 食べること、休むこと、動くことのバランスが大切ですね。 若い頃は多少の無理をしても元気で過ごせてきたけれど、30歳を 超えた頃から、乱れた生活が心身の不調にダイレクトな反応をするようになり、自分をいたわるようになりました。 自分を大切にすることが、まわりをも大切にする姿勢に繋がるような気がします。 私も三女も次女も母も、そして姪ちゃんも甥君も、旦那様である弟と同じくらい、Fちゃんが元気になることを祈っています。 焦ることはありません、Fちゃんのペースで回復すること、願っています。 私もまだまだ本調子ではありませんが、お互い元気になったら、みんなで集まってホームパーティしましょうね♪ おいしい出来事 http //img6.cookpad.com/diary/p/440/568/B995DFB762C0C05B6FB5485B1F074629.jpg かなえキッチン : ごはん日記 2009年06月
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689 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 10 32 26 ID ??? あー俺、オープン会で希望卓が成立せずに不慣れな (というか全く興味がない)システムに押し込まれて 開始前は「B級でライトなノリでみんなで楽しくやりましょうw」 て宣言されてたのに途中でなんだかギスギスしてきて 対GM、対PC同士でもビミョーな雰囲気になってきて 最後は取ってつけたような4コマ漫画程度のオチで終わって (ひょっとしたらシステム的にそれくらいでいいのかもしれないが) 終了後にPL同士評価しあうモード(システムでは必須らしい) では卓内の知り合いに高評価で知らない同士にはキツイ お言葉を投げかけあうというどうにもウンザリな一日に なったことがあった俺はプレイ暦20年越えの老害世代だ まあ何が言いたいかよくわからんかもしれんが、GMもPLも 最初に宣言した程度の熱意・難易度は互いに維持しあう努力をしないと 「どうしてこうなった」に終わった場合非常に苦い物が残る、というか 揉めるくらいなら途中休憩の際に卓全員で方向性を再度確認するくらいはしたいんだ 冗談や雑談が多いのでPC発言を意識しよう、とか PL1はルーニー行為が過ぎますよ、とか 他者の行動や失敗をPLが咎めるのはルール違反、とかな ゲームがつまらないのはある程度諦めているが お互いがケンカ腰になるのだけは勘弁願いたいものです 697 横レスだが 俺はTRPGを「失敗も含めて楽しむゲーム」だと思ってはいる ガチならガチでいいがそれを最初に宣言してくれないと 揉めるぞ そしてガチGMがガチ敗退したPLに対し 「なにやってんだこのポンコツども」なんて態度を取るのも論外だ 690 名前:489[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 12 21 47 ID ??? 689 未来予知するなよwまぁ687あたりだと思うが 後こんなPL戦闘ONLYのシナリオでもぶつけない限り失敗しかしないだろ 調べない・戦闘は回避しかしない・敵から情報をえようともしない、だぞ? しかもそれをGMのせいにするような奴俺はお断りだ。 691 名前:489[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 12 28 33 ID ??? ↑名前消し忘れてたw 689 それにどこがガチなんだ、PLがぶっちゃけ質問してくるならまだしも聞いてさえこないんだぜ? 情報を集めようともしないPLにいちいち「情報集めないの?」「もっと調べないの?」とかいちいち言えってことかよw そんなんじゃリドルの意味もシナリオの仕掛けも全く意味ないじゃないかw まぁ全く興味の無い卓に「押し込められた」なんて言ってる時点であんまりいいPLとも思えんがな 697 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2010/03/10(水) 19 39 37 ID ??? 689 サタスペアンチ乙 スレ252
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爆発音が響き終わり、呻き声や啜り泣きが取って代わる様になると、 リンゴォは再び教室に入った。 「念のために部屋から出たが…まさか『再び』爆破を起こすとはな……」 そこらに転がっている生徒たちを踏みつけないようにルイズの――見当たらないが―― 教壇の方に近づいていく。 昇りかけの魂があったので肉体へ押し戻してやると、どうやら息を吹き返したようだ。 「ゲホゴホッ! ペッペッ!」 ルイズを見つける。爆心地に居ただろうに、なんともしぶとい。 「大丈夫か?」 周りの人間と比べれば大丈夫だろうが、一応聞いてみる。 「大丈夫なわけないじゃないの! 全身ボロボロよ…」 「いったい何をした?」 「何って…ちょっと錬成に失敗しただけよ!」 「ちょっとか?」 「ちょっとよ!」 ある程度離れて座っていた連中はかろうじて軽傷、幸運なものは無傷ですんだが、 爆心地に近い者たちは…推して知るべし、といった感じだ。 いや、比較的前のほうに座っていたキュルケとタバサに怪我らしい怪我は無かった。 「けど…変ね…。今まではこんなデカイ爆炎なんて出なかったのに……」 むしろ脅威なのは炎よりも爆風である。錬成されるはずだった石が粉々に砕け、 その破片が超高速の風に乗って吹き付ける。死者が出なかっただけ幸運だ。危うく出かけたが。 ルイズに申し付けられたのは、教室の後片付け。魔法を使わずに、である。 彼女には意味の無い制限であるが、他の制限を考えている暇は教師たちには無かった。 後ろの方の生徒はだいたい軽傷で、午後からの授業に支障を来たすほどではなかったし、 怪我の酷かった生徒も再起不能というほどではなかった。 しかし、しばらくの間は医務室のメイジたちが総動員される事だろう。不眠不休で。 「それにしても、みんなが思ったより頑丈でよかったわ」 あの爆発で誰も死ななかった事にルイズは心から安堵する。 「魔法というのは、失敗するとあんな事になるのか?」 「いつもはあんな大爆発じゃないのよ、もうちょっとだけ小さいわ」 先ほどからの発言から察するに、ルイズは常習犯、という奴らしい。 そんなことを考えながら、リンゴォは床を掃いていた。 「…ところで、お前は掃除をしないのか?」 さっきからルイズは椅子に座ったままリンゴォの掃除を眺め、そして時々愚痴をこぼしている。 「どーしてわたしが掃除なんかしなきゃなんないのよ。主人の罪は使い魔の罪って言ってね。 そーゆーわけだからアンタがやりなさい」 「それならそれで構わないが……俺と一緒にここに居る意味は無いだろう…。 さっさと部屋に帰るなり何なりしたらどうだ……」 「…! な、何よ! ご御主人様が使い魔の仕事ぶりを見てやってるって言うのに! 使い魔の癖に! そーまで言うなら、一人でいつまでもやってるがいいわ! その代わり、サボったりしたら夕食も抜きよ! サボらなくても抜くけど!」 そう捨て台詞を吐くと、ルイズは出て行ってしまった。 それからしばらくの間リンゴォは一人で部屋の掃除をしていた。 あらかた掃除も終わったところで、ふと何者かの気配に気付く。 「あら…? あなた一人?」 授業前に出会った煽情的な女……名をなんと言ったか……。 「確か…タバサの隣に居た、キュルケとかいったか?」 「え? ええ、そうだけど……ルイズは居ないの?」 自分より先にタバサの名前が出た事がキュルケは引っかかったが、そこは流しておく。 「さぁな…。自分の部屋にでも帰ってるんじゃないのか?」 「へぇ…アレだけの爆発を起こしといて、随分のん気なものねぇ、ねぇ?」 「お前は平気なようだが……?」 「フフ…、『ゼロのルイズ』の爆発ごときに遅れをとる『微熱』のキュルケではなくてよ?」 実際はいち早く危険を察知したタバサに机の下に押し込まれただけである。 「その『ゼロ』とは何なのだ?」 「さっきの授業で分からなかったかしら? 魔法の成功率ゼロ! 逆に言えば失敗率100%、ワオ! すごいわね~」 ルイズの奴をからかいに来たのだが、このオッサンを相手にするのも悪くない。 そう思ったキュルケは、リンゴォにモーションをかけてみる。 「うふふ、にしてもアナタ、なかなかいい男じゃあないの。そのおヒゲもチャーミングだしね」 目の前の童貞君は『気になんかしてないぞ』って感じだが、そこもまたカワイイと言えなくもない。 「ルイズにはもったいないダンディね。あの子に飽きたらわたしの所にいらっしゃいな」 「魔法というのは失敗すると爆発するのか?」 「え? さあ、そういえばなんでなのかしらね。けど、爆発は成功とは言わないでしょう?」 キュルケはいたって平静に答えたがその心中では―― (この童貞が~~ッ、シカトぶっこいてくれやがって! リンゴォとやら、やりおるぜッ!) どうやら一筋縄でイク男ではなさそうだ、そう思いキュルケは一旦引く事にした。 「あら、そろそろ昼食の時間だわ。それじゃあね」 そしてまたリンゴォは一人教室に残される事となる。 ルイズは、鏡を見ながら考える。 わたしの使い魔は、リンゴォはよくやってくれている。 昨日呼び出したばかりだが、ルイズにはそれがなんとなくわかる。 命令には文句も言わず従ってくれるし、これからだって、背くことは無いだろう。 だが、決定的なことが一つ。 彼は、自分を見下している。眼中にない、とさえ言っていい。 その態度に対し、どんなにキツイ罰をくれてやっても、何も変わる事は無いだろう。 そしてアレは、自分に何一つ興味を示さぬまま、淡々と命令に従っていくであろう。 これからずっと。一生。永遠に。 ――気が、滅入る。 姉たちなら、一体どうするだろう? いや、そもそも姉たちなら平民なんか呼びはしない。 魔法が使えない、ヴァリエール家の、貴族の、落ちこぼれ。 それでいて、傲慢。自分でだって、わかっている。わかっているのだ。 鏡の反射する光が、今の惨めぶった自分の哀れさを全て露呈する。 なんのために生まれて、なにをして生きるのか? 答えられないなんて、そんなのはイヤだ―― 「ねぇ、あなた誰?」 唐突に、鏡に問いかける。無論返答はない。 ルイズは落ち込んだ時、時々こんな風に鏡に映る姿に問いかける。 恥ずかしくって家族にも言った事はないが。 鏡が何なのかを知らないほど自分はバカでもないし、これはマジックアイテムでもない。 それでもいつか、答えをくれる様な気がしたのだ。 何度も同じ質問を繰り返す。 強気に振舞ってはいたが、使い魔の視線は虚勢の壁をものとはしない。 やがて鏡に質問するのも飽きてくる。 ひどく夢遊病のような顔をしてる自分の溜息が部屋を支配する。 随分とひどく落ち込んでいるように見えるが、 その心境は母親にベッドの下の本を整理されている事に気付いた時を想像して貰えばよい。 あるいは看守にマスターベーションを見られた時か。 ……落ち込むどころか、自殺一歩手前である。 しかし、貴族とはポジティブシンキングの生き物である。 こんな事でへこたれては、生きていけない。 魔法だってゼロだからこそ、必死で努力してきた。 使い魔など物の数ではない。調教の楽しみが増えるというものだ。 人生とは成長の価値だ。 失敗のない人生とは、失敗した人生だ。 もっとも、今のルイズはそこまでの境地に辿り着ける貴族ではない。 せいぜいルイズが考えた事といえば、 (ま、アイツのおかげでこうしてさっさと着替えられたと言えなくもないけど……。 …ハッ! まさかアイツ、その為にわざとあんな事……。な、何よ、つまりアレ? 『ツンデレ』って奴? つつ使い魔の癖にツンデレなんて生意気ね! 御主人様を差し置いて! け、けどまあ、その努力に免じて、夕食抜きは勘弁してやってもいいかもね!) 無論、リンゴォの発言はただルイズが鬱陶しかったからのものである。 ポジティブシンキングというのは行き過ぎると、タチの悪い現実逃避にしかならない。 馬鹿が羨ましいと言われるのは、つまりはこうゆう由縁からである。 憂鬱さも巡り巡って『ま、別にいっかなー』などと考えていた時―― 「ルイズー? 居るの? ルイズ?」 「(ルイズ…? ああ、そうだった)何よキュルケ、一体何の用?」 ドアを開ける。キュルケと、タバサも一緒だ。 「何の用、じゃないわよ。アンタの使い魔の話よ」 せっかく人が気分を切り替えようとしているところに、なんてことを言うのだこの女は。 「リンゴォがギーシュと決闘するのよ!」 「ハァ!?」 一瞬で気分が切り替わった。
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→1stAnniversaryクイズ&フラワーシャワーイベントに戻る 1stAnniversaryフラワーシャワーイベント「お花を贈る!」 のNPC台詞です。 キャラクター 台詞 ココア所長 ありがとうございます。みんなでお祝いしましょうね。 (喜) わぁ!ありがとう!このお花大好きなんだ♪ (笑) かるめ こ、これは…お芋の花!?という事は…例の物もあるんだよね?ジュルリ。 (笑) お花だ~、ありがと♪ほら見てよ、もうあんなにお花がたまったんだよ! (喜) ジュリア あら、お花を持ってきてくれたのね?皆のおかげで大分集まってきたかしらね。 (喜) すんすん…いい香りね。これなら良いパーティーが出来そうよ。また持ってきてくれるかしら? (安) ロビン お花の事ならロビンに任せるでしゅ♪これはとっても良いお花なのでしゅ! (瞑) わーい、お花のじゅうたんが出来たのでしゅ♪…は!遊んでる場合じゃないのでしゅ! (笑) ミケ この花は…。所長サンが喜ぶにゃ。ありがたく受け取っておくにゃ~ (安) にゃにゃ。毎度ごくろーさんにゃ。盛大に祝う為にも、もっとたくさん持ってきて欲しいのにゃ~ (喜) 2ndAnniversaryフラワーシャワーイベント「お花を贈る!」 では、上記に加えてさらに5人分の台詞が追加されました。 →2ndAnniversaryクイズ&フラワーシャワーイベントに戻る キャラクター 台詞 杏子 すんすん…いい香りあの…もし良かったら、飾りつけも…手伝ってくれるかな? (照) …こんなにたくさん…ありがと皆で…楽しいパーティにしようね (笑) シラス ホワッツ!?このお花を僕に?よし、ではお礼に我が研究所で働く権利をあげよう! (驚) キミたちのおかげでたくさんのお花が集まってきたよ!これなら僕の研究も捗…ゴフォッ!失礼。こっちの話だ!HAHAHA!! (笑) モモコ あら、素敵なお花ねフェアリーショップにも少し飾ろうかしら (安) うふふ、ありがとうねあなたたちのおかげで、仲介所がたくさんお花で溢れてきたわ (瞑) ユズ ありがとうございます~♪すてきなお花ですね~ (喜) わぁ~、こんなにたくさん~♪きっと所長さんも喜ぶと思います~ (笑) らいあん らいあんは嬉しそうに飛び跳ねている!…と思ったら、そのままどこかへ飛んで行ってしまった! らいあんはお花にすりすりしている…喜んでもらえたみたい? (c)Ambition
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【検索用 ころしましょう 登録タグ 2022年 UTAU nori その他の文字 つくよみちゃん 曲 曲他】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:nori 作曲:nori 編曲:nori 唄:つくよみちゃん 曲紹介 幸せは、人を狂わせるのです。 曲名:『✕しましょう』(ころしましょう) 無色透名祭参加楽曲。 2023年1月7日、nori氏のアカウントよりMV版が投稿された。 歌詞 (動画より書き起こし) 目覚めは真っ赤なお花畑で 王子様と見つめ合う 思い出さなくてもいいの? 御伽の世界へ 移ろいゆく街角カフェテラス 甘い香りに誘われて 二人だけの世界で 蜜に浸るだけ はは はは はは はは はは ははは 踊りましょう そうしましょう 心燃え尽きるまで この手を離さないで 狂いましょう そうしましょう 旅立ちの時間まで 傍に居させてね 忘れましょう そうしましょう 心燃え尽きるまで さいごのワルツ踊る 壊れましょう そうしましょう 旅立ちの時間まで 貴方は幻? 真っ赤なお城の舞踏会 パンにワインにデザートに 満たされないのはどうして? 偽りのドレス 夜更けの時鐘 響き渡って 月明かりは残酷に 二人だけの世界を 焼き尽くしていく 私は罪を犯した 赤黒く染まった手のひら 冷たいナイフの感触が 現実を突きつけてくる 魔法は解けた 踊りましょう そうしましょう ここが燃え尽きるまで この手を離さないよ 狂いましょう そうしましょう 旅立ちの時間まで ずっと一緒なの 壊れましょう そうしましょう 血液が混ざり合う ひとつになれたのね ✕(ころ)しましょう そうしましょう 貴方が好きだっただけ 私だけのもの コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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01~10 11~20 21~30 31~40 41~50 51~60 みんなでお仕事 No 仕事名 条件 おしゃれボーナス服 マスター報酬 開放される仕事 m01 水泳マスター なし なし m02 水泳マスター髪型:マロン×サイドアップ なし なし m03 水泳マスター なし なし m04 作曲家マスターor画家マスター なし なし m05 作曲家マスターor画家マスター髪型:巻きアップアレンジ なし なし No 仕事名 条件 おしゃれボーナス服 マスター報酬 開放される仕事 m06 ロビンフットマスター なし なし m06 2011/07/01追加 なし なし 01~10 11~20 21~30 31~40 41~50 51~60 みんなでお仕事
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番号 FJ11035 名前 みんなでお風呂 読み みんなでおふろ Lv 4 スター 種別 ストラテジー 【うわっ先生って…… 本当に大きい】○レベル5以上の黒の味方を1枚選び、ターンの終わりまで、BPを+3000。○[捨札にあるこのカードをゲームから取り除く] レベル5以上の黒の味方を1枚選び、ターンの終わりまで、BPを+3000。○幸運4(プランから捨てて起動!)味方を1枚選び、ターンの終わりまで、BPを+500しSPを+500。あなたに1000ダメージ! ブロック 富士見書房 作品 学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD レアリティ C 各色にみられるBPパンプストラテジー。手札から使い、捨札から除去でBP+6000をたたき出す。 幸運効果は味方なら色を問わない点で優秀。自分に1000ダメージくるのがネックだが、スマがプランに使えるのでプラン分のエネを得したと考えると「ノーエネで味方1枚がBP/SP+500で捨札にこのカード、結果的にデッキ圧縮」という読み取りができ、効率的には悪くない効果であるといえる。